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  • 2016.07.13 Wednesday
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歯医者にとって歯の本当の健康とは

 今年読んだ本のなかで最も印象に残った本は佐藤直志先生の『歯周・補綴のメインテナンス』という本です。一冊5万円もする本ですがそれ以上に値する本だと思いました。

 メインテナンスというとただ歯のクリーニングをしているだけと考え予防処置の一部と思う方もいるかもしれませんが、そんな軽い考えではいけないということがよくわかりました。

 例えば抜いてしまおうかどうか迷った歯については極力残しながら、その後の『メインテナンス』により現状を維持するためどう考えどのような処置をしていくかを詳細に述べています。実はこの内容によて治療計画が大きく変わる事があるのです。また、多くの論文の中のデータを引用し一つの結果を導いています。

 改めて歯周疾患の奥の深さを知る事になりました。

歯医者にとって夢の次世代X線装置を設置

 前回お話しましたように現在インプラント治療は多くの患者さんがその恩恵を享受できるようになりました。

しかし、現在インプラントの技術はより高度で多様化が求められております。その中でも正確に骨の状態を把握しどう診断するかが最も重要なことになります。

 そのためには、今までの2次元のX線撮影には限界があり、骨の立体的な形態を知るには3次元の画像が必要となります。
 
 今回導入を決めたX線装置はその3次元スライス画像の撮影ができるため、今までよりより安全にインプラント治療ができるようになりました。しかも、CT撮影よりX線の被爆線量がかなり少なくなっております。
 
 これからも患者さんのためにより安心できる高度な治療を心がけていきたいと思います。

歯医者のインプラント治療の歴史

 前回インプラントの事についてふれましたので、今回はインンプラントについてお話したいと思います。

インプラントの歴史は最も古いものでエジプトのファラオ(王様という意味)という説があります。また、ペルーのインカ帝国でもエメラルドの歯根が植えられたミイラが発見されており、ずいぶん古くからインプラントが行われていた事がわかります。

しかし、現在のインプラントの材質であるチタンが使われるようになったのは1950年代からです。特に1952年にチタンと骨が結合する事をオッセオインテグレーションと名付けたブローネンマルク医師は歴史に名を残すことになりました。

 現在のチタンインプラントの幕開けです。

 私は1985年よりインプラントを始め現在まで1000本を越える数を埋入してきましたが、それまで入れていたパーシャルデンチャーの数が極端に少なくなった事を考えるとそのメリットを患者さんが一番良く御存知なのではないかと思います。一度インプラントを入れた方のほとんどが次に欠損した部位にはインプラントを希望されることからもインプラントの良さがわかります。

 いつの時代も健康な白い歯というのはとても大切だという事がよくわかります。

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