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  • 2016.07.13 Wednesday
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歯科治療と命との関係

 先日、心臓の手術を受ける患者さんが来院しました。話をお聞きしたところ自分のお口の中で化膿しているところがないかどうかチェックしてほしいとのことでした。手術を受ける際に関係があるから化膿しているところを治してから手術を受けたほうがいいと言われたそうです。

 このような事は体の健康な人にも関係があります。というのは、ノースカロライナ大学歯学部の調査によれば心臓疾患にかかって致命的な心臓発作を引き起こす確率は、歯周病患者のほうが歯ぐきが健康な人に比べて約3倍も高い事がわかったのです。簡単に言うと、歯周病菌が血液の中に入り込んで心臓に行き、心臓の血管に取り付いて冠動脈(心臓の動脈)を硬化させるのです。また、心臓の弁や内膜に取り付くと心臓病になるというわけです。とても怖い話ですね。

歯科医院とねずみ年

  今年は歯医者とちょっと関係のあるねずみ年です。

 というのは、ねずみはとても強い歯を持っている事でよく知られているからです。その理由はねずみの歯が『常生歯』と言って私達人間の髪の毛と同じように一生伸び続けている歯だからです。

  ねずみがいつも何かを食べているのは食いしん坊なのではなく、食べる事によって歯をすり減らして長さを調整しているからなんです。また、ねずみの咬筋(咬む時に働く筋肉)が発達していて咬む力が強いのも特徴です。

   いずれにしろ、人間にとってはうらやましい限りの話です。
 
  人間の歯は乳歯と永久歯がある『二生歯制』ですから、成人は自分の歯をいかに大切にしなければならないかがわかります。基本的には歯がなくなることは普通の動物では死を意味します。そう考えると歯医者はとても大切な仕事をしているんだなあと実感します。

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