いきなりですが、がん、脳卒中、心臓病に続く日本人の死因の第4位は何かご存知でしょうか。それは肺炎なんです。その肺炎の発症は口の中の環境が大きく関係しています。病気や加齢で食べる機能が低下すると口の中の細菌が増えます。そこに飲み込む機能や、咳をする力が弱くなっていると気管に細菌が入り込みます。これを『誤嚥(ごえん)』と言って体の抵抗力が低下していると『誤嚥性肺炎』が発症してしまいます。肺炎で死亡するケースは高齢者が95%で、そのほとんどが誤嚥性肺炎によるものです。今後に備えて口腔内を健康にしておく必要がこの意味でも大切なことがわかります。