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  • 2016.07.13 Wednesday
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糖尿病と歯周病

 きょうも雨。ほんとうに梅雨らしい天気です。
 うっとうしいと思いつつも水不足になったら困るなーとか、農作物に影響が出ると困るなー、とか思っているとなんとかガマンができます。

 ところで、歯の治療をしていて「これはちょっと普通と違う。」と感じることがあります。たとえば、歯を抜いてから一週間も経つにの傷口がいっこうに閉じない時なんかです。

 なぜでしょうか?

 このパターンで一番多いのが「糖尿病」の患者様です。
 当然、血糖値をコントロールされている方は問題ないのですが、時々このようなことを経験します。

 このようなことを数多く経験してきますと、やはり「糖尿病」の傾向のある方は定期的な「歯周病」のチェックが絶対必要と感じます。原因のあとには結果がついてきますが、その結果があまりにも悪く出すぎているように感じます。

 歯周病のチェックの間隔は「理想的には3ケ月で、6ケ月以上は空けない。」ことが基本です。このことが守られれば、かなりの好成績が得られることが多くの文献に出ています。

 心当たりのある方は「自覚症状がなくても。」検査を受けることをおすすめいたします。

ペリオテスト

 突然ですが歯科医院で歯の動きを検査してもらったことのある方はいらっしゃいますでしょうか?それも動きが数値で出る検査です。

 これから原田歯科では「ペリオテスト」というドイツ製の器械を使って歯の動きを数値でチェックしようと思っています。

 なぜなら、歯の動きというのは、とても調べるのが難しいわりには、とても重要な「事項」だからです。

 高層ビルが正常な状態より横揺れしていたらとても怖いですよね。

 それと同じことです。ですから動いている歯は、はやくみつけてその原因を除去して正常な状態にしなければなりません。動いている歯全部の動きを止めることはできませんが、それ以上の進行を止めることはかなりできます。

 まず、歯に「異常な動き」があるのか、ないのかを知ることが最も大切なことだと思っています。それを知らなければ治療の「スタート」がないんです。

 特に、歯周病の傾向のある方は必ずチェックしたほうがいいですね。

歯科の根幹治療について2

 今日もまた根管治療です。ここのところ多くてすみません。
 
 よく考えてみると根管治療の8割くらいは再治療なんですね。今回の患者様もそうでした。他院2ケ所でみてもらっていましたが私のところに紹介されてきました。痛みがものすごく強いのにX線では何の問題もみられませんでした。原因が?の状態です。しかし、再治療していくうちに根管が全く消毒されていないところがあることに気がつきましたが治療が終了するまで10週間で8回もかかってしまいました。

 ほっとしたのも束の間でした。

 痛みが半分くらい残ったままなのです。その状態が半年も続いたので、もう1回治療をやり直しました。でも、これといった問題はみつかりませんでした。

 ほんとうに?だったのですがようやく、それから3ケ月で痛みがなくなり土台(ファイバーポストというゴルフクラブのシャフトのようにたわむ性質のある歯にやさしい素材を使いました。)をセットしました。この後は,仮歯でもう少し様子をみたいと思っています。

 患者様も私もやっと「フー」って感じでした。

インプラントの治療期間

 先日、ある患者様にインプラントのアバットメント(土台)を入れクラウン(かぶせ物)の型どりをしました。その歯を抜いてから2年経過してのことでした。

 なぜ、そんなに時間がかかってしまったのでしょうか?

 理由は、その歯を抜く時の状態があまりにも悪かったためです。前にお話しした根管治療が悪かったため歯を支えている骨の8割以上が吸収してなくなっていたのです。それで、その骨が安定するのに1年半もかかってしまったのです。

 インプラントの骨への埋入は、しっかりとした骨が出来ていることが条件となっています。昔、歯を抜いて、すぐインプラントを埋入する方法がはやりましたが今はトラブルが多いことが分かってきたのであまりしないやり方になってきました。

 時間がかかっても確実な術式がよりいい結果を生んでいます。インプラントは時間(期間)のかかる治療法だと思って頂いたほうがいいかもしれませんね。

咬み合わせの治療

 今日、奥歯が痛くて咬めないと訴えている患者様がいらっしゃいました。X線で確認してみたら明らかに歯周病でした。3年前まで治療をうけておられたのですが都合により途中で中断状態になった方でした。


 3年前のX線をみてみるとほとんど問題がありません。
 いったいどうしたのでしょうか?
 
 原因は明らかでした。
 歯周病の問題は少なかったのですが、咬合状態(かみ合わせ)が悪かったのです。

 このように、咬合状態が悪いため歯周病が急激に進行することを「咬合性外傷」といいます。この方は約半分の骨がなくなっていました。

 歯は抜かないで治療をしていきますが、うまくいけば骨が再生してくることもあるのでがんばって治療をしていきたいと思っています。

 歯周病の治療は歯石等を取るだけでなく、このようなことがないよう「かみ合わせ」のチェックも大切なことなのです。

根幹治療と歯周病治療

 昨日は根管治療の話でした。私たちは略して根治(こんち)とよんでます。よくポンチと聞こえるらしいのですが全く違います(笑)。

 今日は歯茎が腫れた患者様がいらっしゃいました。歯茎が腫れる原因は2つあります。1つは歯周病で、もう1つは根管治療の不良によるものです。

 どちらが原因かはX線でほとんどわかりますが、両方とも原因のときもあります。いずれにしろ細菌が原因なので、一般的には通常自覚症状はありません。しかも、腫れがひくと何もなかったかのように痛みも何もなくなります。でも、決して治ったわけではないので必ず歯科医院でのチェックが必要です。注意して下さい。

 どちらが原因だったとしても細菌の巣みたいなものが必ずありますので完全に治療しないかぎり「再発」します。しかも悪くなる一方です。

 もう1度言います「絶対に自然に治ることはありません。」

 ですから、1度でも歯茎が腫れた方は1度X線によるチェックを受けてみて
下さいね。

歯科の根幹治療について

 今日からタイトルを変えました。
 なるべく、その日にあったことを書いてみて、少しでも参考にしてもらえるような内容にしてみたいと思ったからです。
 ですから「歯なしにならない話」です。
 参考にならなかったらすみません。

 今回は根管治療です。根管治療とは歯の神経を取ったあとの治療のことで、神経の入っていた穴?の消毒をすることです。目で見て行なう治療ではないので大変難しい治療のひとつです。根管は非常に複雑な形をしていることも治療をいっそう難しくしている要因のひとつです。

 しかし、X線をとることにより、かなりその内部のことがよくわかります。

 
 患者様にとっては、時間がかかりしかも見た目はなにも変わってないのでなかなか理解しにくい治療だと思いますが、この治療は1度きちんと治療すればその後は必要なくなる治療なので是非がんばって受けて頂きたいと思っております。

 治療の最後には、お薬を根管に入れたあとX線をとりますがこれを是非、確認のためた見て頂きたいと思います。正直、この治療は歯医者によってかなりの「差」がでます。

歯周病で動いてしまった歯の固定

 今日、右上の3本の歯がかなり動いている患者様がいらっしゃいました。

 時間が1時間くらいかかりましたがそれぞれ動いている歯を固定しクリーニングまで終了しましした。

 3本とも食事ができないくらい動いていたのですが、その固定により動きがなくなりこれなら何でも咬めそうだと言われました。

 歯を固定する治療は歯周病の治療では基本中の基本ですが、咬むと痛かった歯が1回の治療で咬めるようになったことは患者様にとってとても大きな喜びだったようです。

 3本の歯はこれからもっとクリーニングをしていく予定ですがなんとか抜かずにすめばいいなあと思っております。

 秋葉原の歯科医院院長の独り言でした。

歯周病にかかた歯の抜歯基準

 今、ザ・クインテッセンスというほんの10月号に載せる原稿を書いています。

 締め切りが8月なのでまだまだ時間がありますが、内容を濃くしたいので早めに書いています。

 内容は歯周病にかかった歯の抜歯基準についてです。

 近年、インプラントが確実な治療となってきたので歯科医師がどうしても容易に歯を抜いてしまう傾向になっています。

 よって、しっかりとしたデータと自分の臨床ケースを提示して、きちんとした治療をすれば思っているより歯は長期間にわたり機能し、その後も骨の吸収が少ないということを言おうと思っています。

 うまく読者に伝えられるかどうかわかりませんが誤った考え方を修正し、正常な方向に向かう歯科医師が多くなることを願っております。

 秋葉原の歯科医院院長の独り言でした。

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